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チョコレート事業
ベルギーチョコレートの最新情報
今回は私がベルギー出張で得たチョコレート情報をもとに、最近のベルギーチョコレートの流行についてご紹介します。
ベルギーチョコレートは世界中で愛されており、「ベルギー王室御用達」と呼ばれる特別な称号があるほど品質も世界トップクラスです。
その品質と創造性は常に進化しています。
最近のトレンドや注目ポイントをこのコラムにまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
1. フレーバーや形の多様化
伝統的なプラリネやトリュフに加えて、フルーツやナッツ、スパイスを使ったものや、ユニークな組み合わせのフレーバーが登場しています。柚子や抹茶など日本の食材を取り入れているショップも多数見受けられました。
また、伝統的なベルギーチョコレートは一粒が大きくコーティングが分厚いのが特徴でしたが、最近の流行はサイズが小さくいろんな味を沢山楽しみやすい傾向にあります。
形も丸や正方形だけでなく、長方形や山型などショコラティエ独自の形が多数生み出されています。
2. サステナビリティ(持続可能性)
近年、サステナビリティな生産がますます重要視されています。
天候不良によるカカオの不作等が問題にもなっていますが、ベルギーの多くのショコラティエがフェアトレードや有機栽培のカカオを使用し、環境に配慮したチョコレート作りに取り組んでいます。
3. ビーントゥバーのこだわり
ビーントゥバー(Bean-to-Bar)の動きも活発です。カカオ豆の選定からチョコレートの製造までを一貫して行うことで、品質管理が徹底されています。
ショコラティエ自身がカカオ豆を厳選し、自社工場で加工することで、独自の風味やテクスチャーを実現しています。
同じカカオ豆でも、誰がどのように扱うかで全く異なるチョコレートが完成するそうで、チョコレートの世界は意外にも化学的でとても奥深くおもしろいと実感しました。
4. 体験型ショップ
ベルギーでは、チョコレートを単に購入するだけでなく、製造過程を見学したり、ワークショップに参加したりする体験型ショップが増えています。
観光客向けに、チョコレートの歴史や文化を学べるツアーも人気です。
特に、ショコラティエとの対話や、実際にチョコレート作りを体験できる機会は、非常に魅力的です。企業研修の一環として取り入れている会社もあるようです。
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